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武村 泰宏Yasuhiro Takemura

01日本を変える「第4次産業」のための新たな教育

私はソフトウェア工学について幅広く研究を行っています。現在は、プログラミング教育のモチベーションと、その進化過程にあるエンタテインメント・コンピューティングに興味を抱き、積極的に取り組んでいます。

私のラボでの実践は、数式表現図形、マンガ駆動設計手法を用いた作品制作、UX(User experience)によるスパープロジェクト、ユビキタス技術の社会応用、日常の常識を変えるスキル修得に加え、次のような研究発表も計画しています。

・“Programming Education for Primary Schoolchildren Using a Textual Programming Language,” (FIE 2015)

・“Identifying Mandatory Code for Framework Use via a Single Application Trace,” (ECOOP’ 14)

・“ The Effects of Teaching Material Remediation with ARCS-Strategies for Programming Education," (FIE 2013)

・“Change of Students’ Motivation in an Introductory Programming Course for Non-Computing Majors,” (ICALT 2012)

・“Analysis of the Motivation of Learners in the In-House Training of Programming in Japanese ICT Industries,” (CSEE&T 2011)

また、ボーダーを超えた構想による教科書の発刊を予定しています。仮のタイトルは「アートサイエンスを生み出すプログラミング(翻訳,250頁) 」です(原著はThe Computational Beauty of Nature|MIT Press)。

ここでのラボは、以下のようなキーワードが出てくるでしょう。

1.芸術学分野および情報学分野を中心的な学問分野とし、新時代の文化/芸術、社会/企画活動の先導を目指し、先端デザイン/アートエンターテインメント領域に関わる芸術活動を展開する

2.両者の総合を図りながら芸術に関わる境界領域を開拓する

3.今までにない「楽しさ」、「豊かさ」を創りだして社会に貢献する

4.日常生活の常識を変える

5.第4次産業に貢献できるスキルを育成し,そのエンジニア/アーティストを輩出する

「芸術」「情報」「社会」。3つの領域を横断する、アートサイエンス学科の学び

アートサイエンス学科では、芸術学分野および情報学分野を中心的な学問分野としながら、両者の総合を図り、芸術に関わる境界領域を開拓します。そして、新時代の文化/芸術、社会/企画活動の先導を目指し、先端デザイン/アートエンターテインメント領域に関わる芸術活動を展開します。

その結果として、「生活の常識を変える力」を修得し、今までにない「楽しさ」や「豊かさ」を創りだして社会に貢献します。本アートサイエンスのコンセプトにおいて、特に情報学分野に注目した制作/研究活動を展開します。

日本再興戦略2016では、情報化社会および第4次産業革命に向けて、初等中等教育における情報活用能力を育成するためにプログラミングが取り上げられています。
また、文部科学省初等中等教育局においては、小学校段階における資質・能力の育成とプログラミング教育についての取組が広がり、次期学習指導要領改訂に向けた検討が進んでいます。ここでは、「小中学校からのプログラミング体験」が重要なキーワードになっています。

これらのプログラミング教育により、アートサイエンスな制作活動が教育現場で展開・実践されていくことになり、それが高等教育へとつながり、国力を増進させる大きな要因になると考えます。

まさにアートサイエンス学科は、文部科学省が推進する教育改革の受け皿となり、第4次産業で活躍できるデザインエンジニア、メディアアーティスト、UXデザイナー、デザインプログラマ、テクノロジストなどを育成する、日本で初めての教育組織を目指しています。

 

武村 泰宏/たけむら やすひろ

WRITER

武村 泰宏/たけむら やすひろ
1953年、奈良県生まれ。工学博士。専門領域はソフトウェア工学教育。芸術領域の情報教育におけるプログラミングを研究。主な著書に『マルチ メディア・コンピューティング』(晃洋書房/共著)など。エンターテイメントからプログラミング教育まで、研究分野も幅広い。日本産業技術教育学会情報分科会代表、IEEE member o f t he IEEE Education Society( EdSoc )を歴任。

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「Bound Baw」は大阪芸術大学アートサイエンス学科がプロデュースする新しいWebマガジンです。
世界中のアートサイエンスの情報をアーカイブしながら、異分野間の知見とビジョンを共有することをテーマに2016年7月に運営を開始しました。ここから、未来を拡張していくための様々な問いや可能性を発掘していきます。
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それは、この多様で複雑な時代に「未来」をかたちづくる、新たな思考の箱船です。
そして、未知の航海に乗り出す次世代クリエイターのためのスコープとして、アートやデザインなどの表現・文化の視点と、サイエンスやテクノロジーの視点を融合するメディア「バウンド・バウ」が誕生。境界を軽やかに飛び越えた、冒険的でクリエイティブな旅へと誘います。

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