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マイケル・ドーザー

2017.04.20

マイケル・ドーザー

SCIENTIST

芸術と科学は共にリスクの高い試みであり、保障もなく、成果とよばれるような新たな発見をできるかどうかも分からない。自身を保ち、不確さを受け入れ、明らかと思われるものに疑問をもち、開拓しようとすることで、両者は互いに学びあえる。好奇心、遊びや役に立たないことに特徴付けられるこの豊かな不確さは、新たなコンセプト、アイディアや思考を創造する素地をつくるだろう。
芸術家と科学者は必ずしも意を同じくする必要はなく、その交流は摩擦を生むかもしれない。私の希望、それは彼らが互いに尊敬しあい、それぞれの道に深く自らを捧げることで、予想し得ない結果が生まれていくことだ。

PROFILE
マイケル・ドーザー/Michael Doser
CERN(欧州原子核研究機構)の実験物理学者、AEgIS実験の代表担当者。反物質を専門とし、現在は反原子と重力相互作用についての研究を行う。アート関連のイベントを含め、反物質に関わる講演などを広く展開。その範囲は子どもから専門家、意思決定者まで多岐にわたる。
http://antihydrogen.com

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ABOUT

「Bound Baw」は大阪芸術大学アートサイエンス学科がサポートするWebマガジンです。
世界中のアートサイエンスの情報をアーカイブしながら、アーティストや研究者の語るビジョンを伝え、未来の想像力を拡張していくことをテーマに2016年7月から運営を開始しました。ここから、未来を拡張していくための様々な問いや可能性を発掘していきます。
Bound Baw 編集部

VISION

「アートサイエンス」という学びの場。
それは、環境・社会ともに変動する時代において「未来」をかたちづくる、新たな思考の箱船です。アートとサイエンスで思考すること、テクノロジーのもたらす希望と課題、まだ名前のない新たなクリエーションの可能性をひも解くこと、次世代のクリエイターに向けて冒険的でクリエイティブな学びの旅へと誘います。

TOPICS

世界各国のアートサイエンスにまわる情報をを伝える「WORLD TOPICS」は、国内外の展覧会やフェスティバルのレポート、研究機関や都市プロジェクトなどを紹介します。「INTERVIEW」では、アーティストや科学者をはじめ、さまざまなジャンルのクリエイターへのインタビューや異分野の交わる対談を掲載。「LAB」では、大阪芸術大学アートサイエンス学科の取り組みを紹介しています。

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