2017.07.14
ロバート・ヘンケ
ARTIST
- PROFILE
- ロバート・ヘンケ/Henke Robert
- 1969年ミュンヘン生まれ、ベルリン在住。電子音楽、オーディオビジュアルの分野で活躍するアーティスト。1995年よりMonolake名義での活動をスタートし、ベルリンのクラブミュージックカルチャーを牽引する。自らの音楽表現のためのハードウェアの開発、音楽制作・パフォーマンスのためのソフトウェアAbleton Liveの開発者の一人として貢献するなど、様々なレイヤーのエンジニアリングにも深く携わる。2000年代からは音源制作やライブ活動に加え、インスタレーション作品の制作・展示も本格的に開始し、近作ではサウンドに駆動される高出力レーザーを用いたオーディオ・ビジュアル表現を展開しており、世界中のミュージアム、フェスティバルでの上演や展示を重ねている。
アートサイエンスという概念がより大きな意義をもつためには、この言葉の組み合わせについて、より詳細な議論が必要だと思います。発明家としてのサイエンティストがもつべき芸術的思考を意味する「サイエンスのアート」なのか、芸術制作のプロセスに科学的思考を応用する試みとしての「アートのサイエンス」なのか。現時点では、様々な意味をもちうる言葉だと言えるでしょう。