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筧康明

2017.12.06

筧康明

ARTIST, RESEARCHER

主観を削ぎ落として客観性・再現性に裏打ちされた事象のみを扱う近代科学の傍らで、より個別具体的、人間的、複雑な事象や領域にアプローチすることが面白く、大切になると思っています。

その中で、これからのアートとサイエンスは融けあうことはないものの、より互いを必要とします。アートを生み出すためには、より深くサイエンス(の知識、技術、見方)を理解し、流れを感じることが必要で、逆にサイエンスに対しても、アートの経験を経ることでそのフォーマットから自由にしてくれます。

テクノロジーがアートサイエンスのインタフェースとなり、単に科学者と芸術家のコラボレーション機会創出ではなく、個々の中にアートとサイエンスのマインドを育むことで、まだアートともサイエンスとも呼ばれない新たな領域に光があてていけるのではないかと思います。

PROFILE
筧康明/Yasuaki Kakehi
インタラクティブメディア研究者。メディアアーティスト。
博士(学際情報学)。慶應義塾大学環境情報学部准教授。
主宰する研究室では、マテリアルの特性を活かしたインタラクションや人間の五感を刺激・拡張するメディアの研究や作品制作に取り組む。
メディアアートユニットplaplaxのメンバーとしても活動し、空間設計や美術館展示、プロダクトデザインなど学際的なアプローチでメディアアートの社会実装を試みる。
ACM CHI Best Paper Award、グッドデザインBest100、科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞など。大阪芸術大学アートサイエンス学科客員教授。

http://www.xlab.sfc.keio.ac.jp/

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ABOUT

「Bound Baw」は大阪芸術大学アートサイエンス学科がサポートするWebマガジンです。
世界中のアートサイエンスの情報をアーカイブしながら、アーティストや研究者の語るビジョンを伝え、未来の想像力を拡張していくことをテーマに2016年7月から運営を開始しました。ここから、未来を拡張していくための様々な問いや可能性を発掘していきます。
Bound Baw 編集部

VISION

「アートサイエンス」という学びの場。
それは、環境・社会ともに変動する時代において「未来」をかたちづくる、新たな思考の箱船です。アートとサイエンスで思考すること、テクノロジーのもたらす希望と課題、まだ名前のない新たなクリエーションの可能性をひも解くこと、次世代のクリエイターに向けて冒険的でクリエイティブな学びの旅へと誘います。

TOPICS

世界各国のアートサイエンスにまわる情報をを伝える「WORLD TOPICS」は、国内外の展覧会やフェスティバルのレポート、研究機関や都市プロジェクトなどを紹介します。「INTERVIEW」では、アーティストや科学者をはじめ、さまざまなジャンルのクリエイターへのインタビューや異分野の交わる対談を掲載。「LAB」では、大阪芸術大学アートサイエンス学科の取り組みを紹介しています。

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