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ドミニク・チェン

2016.05.24

ドミニク・チェン

CATALYST

科学的な思考と情緒的な直感を矛盾するものではなく、相補的につかまえることがアートサイエンスという考え方の価値だと考えています。どちらの能力も筋肉的に鍛えることが可能で、どちらが欠けても深く、面白いことは作れないでしょう。
情報技術は時間さえかければ理系文系の垣根は関係なく習得できるし、芸術表現の系譜も広大なアーカイブを深掘りできる時代です。膨大な可処分時間があるのが社会人にはない学生の特権ですが、いかに多くの知識から自分だけの意味を摂取し、いかに多くの表現を学外の世界にぶつけられるか。小さく失敗を積み重ね、自らの表現のエビデンスを構築できれば、どんな仕事でも自分のものにできるでしょう。

PROFILE
ドミニク・チェン/Chen Dominique
博士(学際情報学)、早稲田大学准教授。クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事、株式会社ディヴィデュアル共同創業者。IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエイター認定。2016年度、2017年度グッドデザイン賞・審査員兼フォーカスイシューディレクター。近著に『謎床:思考が発酵する編集術』(晶文社、松岡正剛との共著)。訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社、渡邊淳司との共同監修)など。(写真:荻原楽太郎)

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ABOUT

「Bound Baw」は大阪芸術大学アートサイエンス学科がサポートするWebマガジンです。
世界中のアートサイエンスの情報をアーカイブしながら、アーティストや研究者の語るビジョンを伝え、未来の想像力を拡張していくことをテーマに2016年7月から運営を開始しました。ここから、未来を拡張していくための様々な問いや可能性を発掘していきます。
Bound Baw 編集部

VISION

「アートサイエンス」という学びの場。
それは、環境・社会ともに変動する時代において「未来」をかたちづくる、新たな思考の箱船です。アートとサイエンスで思考すること、テクノロジーのもたらす希望と課題、まだ名前のない新たなクリエーションの可能性をひも解くこと、次世代のクリエイターに向けて冒険的でクリエイティブな学びの旅へと誘います。

TOPICS

世界各国のアートサイエンスにまわる情報をを伝える「WORLD TOPICS」は、国内外の展覧会やフェスティバルのレポート、研究機関や都市プロジェクトなどを紹介します。「INTERVIEW」では、アーティストや科学者をはじめ、さまざまなジャンルのクリエイターへのインタビューや異分野の交わる対談を掲載。「LAB」では、大阪芸術大学アートサイエンス学科の取り組みを紹介しています。

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