2017.04.09
ダヴィッド・ルテリエ
ARTIST
- PROFILE
- ダヴィッド・ルテリエ/Letellier David
-
1978年フランス生まれ、ベルリン在住のアーティスト。フランスとドイツで建築について学ぶ。カンディング・レイの名でドイツの電子音響レーベル「ラスター・ノートン」に所属。カーステン・ニコライとの息の長いコラボレーションでも知られるルテリエは、オーディオビジュアル・パフォーマンスからサウンド・インスタレーションまで、さまざまな媒体で表現を行う。建築、アート、音楽にまたがる彼のアプローチは、「動く形(フォルム)」としてのサウンドに関する探究であるといえる。Némo(パリ)、MediaRuimte(ブリュッセル)、スコピトーン(ナント)等のヨーロッパのデジタル・アートフェスティバルで精力的に作品を発表している。
http://www.davidletellier.net/
アートとサイエンスは、私にとってはずっと昔から区別できないものでした。最近ではメディアアートがその一端を担うように思われていますが、古代ローマやエジプトの時代では、いつもサイエンスを基軸に芸術的な建築物が建てられていましたし、ルネサンス期のレオナルド・ダヴィンチなどは、アーティストでありながら科学者でした。ですから、アートとサイエンスは常に拮抗し合いながら、アップデートを続けていくものなのでしょう。