2016.06.01
畠中実
CURATOR
- PROFILE
- 畠中実/Minoru Hatanaka
- 1968年生まれ。多摩美術大学芸術学科卒業。1996年の開館準備よりICCに携わる。主な企画には「サウンド・アート―音というメディア」(2000)、「サウンディング・スペース」(2003)、「サイレント・ダイアローグ」(2007)、「みえないちから」(2010)、「[インターネット アート これから]―ポスト・インターネットのリアリティ」(2012)など。ダムタイプ、明和電機、ローリー・アンダーソン、八谷和彦、ライゾマティクス、磯崎新、大友良英、ジョン・ウッド&ポール・ハリソン、といった作家の個展企画も行なっている。
「アート&サイエンス」と呼ばれてきたような、二つの異なる文化が互いを触発しあう関係から、「&」を取払って、それらが一体になる。と簡単に言えるようなことなのかわかりません。でも、この異なる分野が、同じ地平でのクリエイションを可能にする、新しい領域としての「アートサイエンス」ということには可能性を感じないではありません。これまでも、「これは美術なの?」を繰り返し、そして許容してきたのが美術ですし、「これも科学なの?」ということもまたそうなのだと思います。