LAB
2020.04.13
ステージはどこまで拡張するか? アートサイエンス×ポピュラーダンスのコラボ舞台『NEO N.』
PHOTO BY YOSHIKAZU INOUE
ステージはどこまで拡張するか? アートサイエンス×ポピュラーダンスのコラボ舞台『NEO N.』
近年、ダンスと映像・テクノロジーの融合により、ステージ表現はさらなる可能性を拡張しはじめている。大阪芸術大学でもまた、芸術学環プロジェクトとして舞台芸術学科のポピュラーダンスコースとアートサイエンス学科のコラボレーションとなるダンスマッピング『NEO N.』が実施された。当日のフォトアーカイブをお届けする。
2019年度で3回目を迎えるダンスマッピング公演。1回目はダンスと映像中心の演出だったが、回を重ねるごとにLED演出やプロジェクションマッピングなどテクニカルな要素を加え、新たなステージ表現の可能性を探っていった。
アートサイエンス学科の2回生、3回生、舞台芸術学科ポピュラーダンスコースの4回生がチームを結成し、プロフェッショナルの舞台監督やクリエイターである教授・講師陣のアドバイスを受けて制作。約1時間の公演のうち、5つのシーンが登場。それぞれのシーンごとにチームを編成して制作が進められていった。
本公演のテーマは「光」。自分たちを取り巻くデジタル空間の中にある無数の光をさまざまなパースペクティブから見つめるなかで、自分が自分であることを見つめ直すストーリーだ。当日の観客は120人、オンライン中継も同時に行い、オンライン観客は1000人にものぼったという。ジャンルを横断した学生たちの挑戦は今後もさらなる発展を遂げることだろう。
『NEO N.』
大阪芸術大学 舞台芸術学科ポピュラーダンスコース / アートサイエンス学科
開催日程: 2020年2月20日(木)
会場: 大阪芸術大学 20号館ホール
CREDIT
- PHOTO BY YOSHIKAZU INOUE
- 1976年生まれ。1997年頃から関西のアーティストやバンドのライブ写真を撮り始める。 その後ライブ撮影を続けながら雑誌、メディア、広告媒体にも活動を広げ2010年から劇団維新派のオフィシャルカメラマンとなりそれ以降、数々の舞台撮影を行う。2015年に株式会社井上写真事務所を設立し活動の幅を広げながら継続してライブ、舞台に拘った撮影を続けている。 http://www.photoinoue.com/