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2019.12.02
電子音楽・デジタルアートの祭典「MUTEK.JP」渋谷にて12/11〜15の4日間開催
TEXT BY AYUMI YAGI
カナダ・モントリオール発祥のオーディオヴィジュアルアートと電子音楽の芸術フェスティバル「MUTEK.JP」が、12月11日(水)〜15日(日)まで渋谷各所にて開催される。日本での開催は4回目となる「MUTEK.JP」では、今年もデジタルアートの可能性を探求する日本と世界のアーティストが一挙に集結。独創的で革新的なオーディオビジュアルライブが繰り広げられる貴重な5日間になるだろう。
最先端の表現を味わう、刺激的な5日間
「MUTEK.JP」は5日間にわたって、渋谷の7会場でさまざまなプログラム(有料・無料)が行われる。有料プログラムの多くに参加したい人は、全会場を自由に行き来できる「5日間パスポート」を購入するのがお得。または各プログラムごとのチケットも購入できる。
連日魅力的なプログラムが用意されており、12月14日(土)は唯一のオールナイトプログラムも開催予定。特に注目したいプログラムであるオーディオビジュアルライブの舞台を着席で鑑賞できる“A/Visions”(2公演・有料)は、今年リニューアルオープンしたばかりの次世代エンターテインメントホール「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」にて開催。2夜とも魅力的なプログラムとなっており、見逃し厳禁だ。
12月14日(土)には、真鍋大度&石橋素が率いるRhizomatiks Research、演出振付家のMIKIKOが率いるダンスカンパニーELEVENPLAY、そして米国メディアアーティストのカイル・マクドナルドのコラボレーションによるダンスパフォーマンス「discrete figures」が行われる。機械学習テクノロジーとインタアクティブなダンスが混合し、創造性に富んだプロフェッショナルが集まった先駆的なパフォーマンスとなるはずだ。
さらに、アルスエレクトロニカ"Digital Musics & Sound Art部門ゴールデン・ニカ(大賞)"を受賞し、カナダ・モントリオールのMUTEK20周年でも大絶賛のオーディオビジュアル・パフォーマンスを披露した黒川良一が「subassemblies」を日本初披露する。こちらもお見逃しなく。
* 「宇宙物理学×オーディオビジュアルの挑戦《unfold》黒川良一インタビュー」
http://boundbaw.com/world-topics/articles/5
MUTEK "A/Visions 1"
日時:12月14日(土)開場17:00/開演18:00
会場:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
料金:前売6,000円、当日7,000円
Rhizomatiks Research × ELEVENPLAY × Kyle McDonald [JP+US]
Ryoichi Kurokawa [JP]
最終日となる12月15日(日)のフィナーレを彩るプログラムは、Robert Henkeのレーザーインスタレーションライブ「Lumière Ⅲ」。時間軸と空間の概念を覆すリアムタイムのレーザー光線と、パーカッシヴなオーディオで観客を意識的な瞑想状態にかける。Bound BawによるRobert Henkeへのインタビューもあわせてチェックを。
あわせて振付家/ダンサー/ビジュアルアーティストの梅田宏明による圧巻のオーディオビジュアルライブ・ダンスパフォーマンスと、カナダ・ケベックから光の反射によるインスタレーションとビデオアートで独自のオーディオビジュアルライヴを披露する3人組Falaisesが出演する。
MUTEK "A/Visions 2"
日時:12月15日(日)開場17:00/開演18:00
会場:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
料金:前売6,000円、当日7,000円
Falaises [CA/QC]
Hiroaki Umeda [JP]
Robert Henke [DE]
国内でこれだけのラインナップが一堂に会し、ハイレベルなパフォーマンスを次々と味わえる機会はなかなかない。年々パワーアップする「MUTEK.JP」の刺激的なプログラムをぜひ、体感してほしい。
INFORMATION
MUTEK.JP 2019
日 程:2019年12月11日(水)~15日(日)
会 場:Hikarie Hall / SHIBUYA STREAM Hall / LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂) / LIQUIDROOM / EDGEof / SHIBUYA QWS / UltraSuperNew Gallery
料 金:MUTEK 5日間パスポート(23,000円)
※各プログラムごとのチケットは各イベント詳細をご確認ください。 ※オールナイト公演は20歳未満ご入場できません。一部のプログラムは入場規制する場合がございます。
出 演:Akiko Nakayama [JP] // Alexis Langevin-Tétrault [CA/QC] // Alternative Machine [JP] // CD Hata x Koyas [JP] // Chloé Juliette [FR/JP] // Daito Manabe + Kamitani Lab [JP] // Dramian [MX] // Fake Eyes Productions [JP] // Falaises [CA/QC] // gadara [JP] // Hiroaki Umeda [JP] // Intercity-Express & Push 1 stop [JP+CA/QC] // Katimi Ai [JP] // Ken Furudate [JP] // Kode 9 & Koji Morimoto [UK+JP] // Konx-Om- Pax [UK] // Kuniyuki x Soichi Terada x Sauce81 [JP] // LADA (Dasha Rush & Lars Hemmerling) [RU+DE] // Line Katcho [CA/QC] // Mari Sakurai [JP] // Masashi Hirao x Saskiatokyo [JP] // Mayu Amano [JP] // Myriam Bleau [CA/QC] // nor [JP] // Norimichi Hirakawa [JP] // Oslon [KR] // Öspiel [FR/KR] // Peter Kirn [US/DE] // Push 1 stop & Wiklow [CA/QC] // RAMZi [CA/QC] // Rhizomatiks Research × ELEVENPLAY × Kyle McDonald [JP+US] // Risa Taniguchi [JP] // Robert Henke [DE] // Rrose [US] // rubi [DE] // Rutger Muller [NL] // Ryoichi Kurokawa [JP] // Sakura Tsuruta & asagi [JP] // Saskiatokyo [JP] // Sebu Hiroko [JP] // Seiho [JP] // SO [JP] // Toe on net [JP] // Veronica Vasicka [US] // VJ Manami [JP] // vōx [US] // Yosi Horikawa [JP] // Yuzo Koshiro & Motohiro Kawashima [JP]
主 催:一般社団法人MUTEK Japan
特別協力:KDDI株式会社
特別協賛:東急株式会社
協 賛:第23回文化庁メディア芸術祭、Canada Goose
助 成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
後 援:カナダ大使館、ケベック州政府在日事務所、アンスティチュ・フランセ東京、 渋谷区、一般社団法人渋谷未来デザイン、渋谷エンタメテック推進プロジェクト
CREDIT
- TEXT BY AYUMI YAGI
- 三重生まれ、東京在住。紙媒体の編集職として出版社で経験を積んだ後、Web制作会社へ転職。Web制作ディレクションだけではなく、写真撮影やWeb媒体編集の経験を積みフリーランスとして独立。現在は大手企業のブランドサイトやコーポレートサイトの制作ディレクターや、様々な媒体での執筆や編集、カメラマンなど職種を問わず活動中。車の運転、アウトドア、登山、旅行、お酒が好きで、すぐに遠くに行きたがる。 https://aymyg1031.myportfolio.com/